記事: 【体験記】挑戦!TGS2026への初出展!楽しかったが反省もたくさんの雑記
【体験記】挑戦!TGS2026への初出展!楽しかったが反省もたくさんの雑記
グッズクリエイターいいじゃんは、初めて「東京ゲームショウ」に出展してきました。
あの世界に冠たる高名な「TGS」に まさか自分たちが出るなんて!
——怒涛のように流れ込んだ設営日と運営4日間では楽しさと同じく、しかし後悔もたくさんありました。開催中になんとか改善もしてみたり。その生の記録とともに、悪天候にも関わらずご来場・ご来店くださったかたへの感謝と、そして来年のご出展をご検討されている同業同志の方々のご参考になればと、この場を借りて雑記を綴りたいと思います。
1. ご挨拶
この度は東京ゲームショウ2026にて、わたくしども「いいじゃん」のブースにお立ち寄りいただいた皆さま、本当にありがとうございました。そして会場でお会いできなかった皆さまにも、今回どんな出展だったのかを少しお話しさせてください。
わたしたちいいじゃんは「グッズクリエイターブランド」と自ら称し、自分たちが本当に好きなゲームの素敵な世界観をグッズに投影することを続けています。これまでは大々的に表に出ることはほとんどなく、香港(と最近は川越市)の郊外の小さなオフィスで企画とデザインをし、オンラインストアでお客さまに直接商品をお届けし、そこで「良かった」と言っていただけることを励みにコツコツと企画を重ねてきたデザインファームです。
それが昨年から少しずつゲームメーカーさんの目に留まってお声がけをいただくようになり、そして今年、ついに日本のファンの皆さまの前に直接グッズをお見せできる機会を得ました。いつも「面白いものを作れているか」「ゲームファンの皆さまに驚いてもらえるか、喜んでもらえるか」ということに夢中で、展示会への出展とは何ぞ、目標は何ぞと、それどころではなかったというのが本当のところです。それでも会期中には大勢のパートナーさま、お客さまから励まされ、気づけばあっという間に4日間を立ちっぱなし話しっぱなしで過ごしてしまいました。たくさんの取材をいただき、たくさんのお客さまとお話ができ、こうして初のTGS出展が怒涛のようにクローズしました。
いまここに、来年の自社・自分へのメッセージとともに、これからTGSへの出展にご興味がある方への共有メモ書きとして、裏方体験コラムを残しておこうと思い立ちまして乱筆をとった次第です。
2. 良かったこと
今回のTGS2026では、特に海外からいらしたメディアの方、商品流通の専門家、ゲームファンの皆さまとたくさんお話しすることができました。わたしたちがこだわり抜いた世界観商品に、とても良い反応をいただけたことが何より嬉しかったですし、同じゲーマーとしてたくさんおしゃべりできたことが幸せでした。わたくし鈴木は店頭でできるだけ大勢のお客様とお話しようとおもって毎日あっという間でした。お一人お一人と全力で向き合って接客できたと思いますし、数々の励ましや、商品企画へのお褒めもいただいてとても嬉しかったです。
販売店としては素人集団でチーム編成をしましたが、一点これは良かったと思ったのはネイティブの英語話者を2名配置できたこと。デューク店長と 京都からの助っ人であるジュニアさんが、海外からの取材対応や接客対応をこなしてくださったので、双方充実したコミュニケーションができたと思います。
それと登壇!ディースリー・パブリッシャーさまの展示ブースではビジネスデー2日間ともに壇上トークをさせていただく機会があり、新作グッズ「地球防衛軍5&6」のテーマ商品を自分の言葉で紹介させていただきました。企画のポイントや見ていただきたい意匠などについてお話しできたし、その後は良い反響をいただけてとても貴重で楽しい経験でした。台本にいろいろ書いたけど、頭まっしろで突入しました。MCのウィングダイバー篠原さまが上手に進行してくださったので、流れに身を任せて商品のことに集中してお話しできました。ありがたや。
3. 来年はきっと改善!ダメだったこと
ブースの準備については事務局のみなさまがとても親切で、出展要綱を逐次参照しながら2ヶ月ほどの準備ができました。特に事務局ご担当さまが近い距離で細かく相談に乗ってくださったのが有り難かった!
でもブースができたら終わりじゃなかったんですよね。運営面では足りないことがたくさんあることに全然気が付かなかった(今思うとダメすぎる)。ふつうの展示会みたいにうちの「世界観商品」を見てもらうようなBtoB展示のような考えで構成したいたので、運営当日を迎えて色々と慌てました。レジ設定・販売対応・在庫管理については反省点が多かったです。
例えば他社のブースを参考にすると、
・商品写真と注文番号付きの大判カタログポスター+それに対応した注文票でスムーズにオーダーができる
・レジ列の並びかたが工夫されていて、待機導線上にグッズ陳列を見ながら待てる(安全配慮に加えて飽きずに待てる)
・ご購入特典やTGS先行販売などの魅力的なオマケ設計がある(事前に告知して完璧に用意がされている)
設営日とビジネスデー初日でこれらをざっと理解して、近くの印刷店舗さまでそれを受け取り、当社もギリギリ改善!... とはいかなく、形だけ真似して怒涛の突入。意識の低さと準備への向き合いが足りなかったことを大いに悔いています。ご来場の方には、在庫があるのかないのか、展示品なのか販売品なのか、わかりにくいブースだったと思います、ごめんなさい。
ただ、他社さまと比較してちょっと変わったグッズがあることや、世界観をお見せして興味を持っていただくというアプローチそのものには後悔はありません。効率よく販売するという視点が不足していましたが、さながらブティックのように接客と対話のなかで当社の理念と企画をお話しして、納得してご購入いただくくらいが今のうちの身の丈なんだと。来年は(また出られれば)改善して「世界観表現+効率運営」のベストなポイントをみつけます。
4. それぞれのグッズ展示を振り返る
ここからは、出展した各IPについて少しずつご報告させてください。
① ベヨネッタ:海外から来場された大勢のファンの皆さまに、グッズをお求めいただきました。このためにつくった”The Gates of Hell”の店頭デコレーションとともに、当社新作「ベヨネッタ2」テーマグッズを大勢にみていただけました。一方で、諸事情により商品の一般販売開始が遅れていることを、この場を借りてお詫びさせてください。流通面でトラブルが発生しており、当社が自由にできる自己在庫のみをTGS会場で販売するという形になってしまいました。ご不便をおかけして申し訳ありません。日本、北米、ヨーロッパ、南米、世界中のベヨネッタを愛する皆さまとこのグッズについて語り合えることを楽しみにしています。もう少しだけお待ちください。
② TEKKEN 8 / TEKKENシリーズ:大判シャツの視覚的インパクトが強く、大変よい反響をいただきました。「全キャラクターのデザインを揃えたTシャツ」という当社ならではの狂気(こだわりと読む)は、国境を超えてご理解いただけたように思います。TEKKENファンの皆さまの高いファッション性に、わたしたちのデザインが応えられたことをとても嬉しく思います。三島平八「武の境地」Tシャツへの反応が想像以上の好感インパクトだったみたい。新作の「ゆるっとカートゥーン」シリーズも大変好評で、このTシャツは完売してしまいました。お求めいただけなかった皆さま、申し訳ございません。全国のビックカメラ、ヨドバシカメラ、当社オンラインストアでお取り扱い中ですので、ぜひチェックしてみてください。
③ 地球防衛軍5&6:今回のTGS初日に発表した企画のひとつ。ディースリー・パブリッシャーさまのブースにて、登壇テレビショッピングトークという貴重な機会をいただき、とても楽しい時間になりました。個別のデザインの企画裏話などお話ししたいこともたくさんあったのですが、まずは皆さまの反応を見せていただこうと思い、あえて多くは語りませんでした。会場とネットコメントでは熱いメッセージをたくさんいただき、ミリタリーテイスト、兵科リスペクトへのこだわりを気に入っていただけたなら、それに勝る喜びはありません。
④ カルドセプト ビギンズ:今年7月に全国展開したグッズ販売の直後というタイミングでしたが、TGSにご来場の皆さまからは「カルドのグッズがあるなんて珍しい!」という反応を多くいただき、告知・宣伝がまだまだ足りていないことを痛感。それでも こだわり抜いた企画デザインを褒めてくださる方が多く、セプターの皆さまと近況交換をしながら、初対面の方とも心が通じ合うような時間を過ごせました。
5. おわりに
わたしたちいいじゃんは、いつも自分たちの好きなゲームを、自分たちが考える最高のかたちでグッズにし、それを喜んでくれる方にお届けすることをコンセプトにしてきました。グッズとは、ゲーム原作の世界観を拡張してくれるインターフェース。絵を貼っただけのグッズでは、満点満足までいかないよね。そんな自分自身の疑問と使命感でひたすら企画デザインだけをやってきました。言い訳ぽいですが、だからこれまでは大勢の方に見ていただくことをあまり意識せずに活動してきてしまったのですが、こうしてTGSにブースを構えてみると、わたしたちに共感・同調してくださるゲーマーの皆さまと直接触れ合えることが、こんなにも楽しいことなのだと知りました。
これからも「いいじゃん」らしい独自色をもって、ゲームを愛する皆さまと一緒に商品開発を楽しんでいけたらと思います。改めて、TGS2026でお会いできた皆さま、遠くから見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
いいじゃん鈴木
【ゆる募】 来年のTGSに向けてお仲間募集
貴公、ゲーム系キャラクターグッズをわたしと企画・制作しませんか?ゲームをリスペクトし、ものづくりへ表現したい御仁へ。
ご興味がおありでしたらこちらのXアカウントにDMください。少人数でやっているデザインファームですが、デザイナーや宣伝販促の仲間がいてくれたら、来年のTGSはもっと楽しめるんじゃないかと思っております。どうぞお気軽にお声がけをよろしくお願いします。
【いいじゃん】オンラインストア
【謝辞】当社の商品をお取り扱いいただき、また日本全国へのディストリビューションをご担当くださる株式会社アローンの皆様には、本件出展の強力なサポートをいただきました。









