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ふるさとPアニメ道

第8話:『レコードエンジニアさんの仕事って「プロの領域」だ!!』
ふるさとP アニメ道

第8話:『レコードエンジニアさんの仕事って「プロの領域」だ!!』

ボーカル収録後のトラックダウン作業が始まりました。 音楽プロデューサーの藤田さんが、たくさん歌ったトラックのなかから意図に沿った歌い方をしたトラックを選びます。 そのボーカルの本線トラックデータを中心に、別のトラックのある歌詞部分のボーカルがより良ければそれと本線のボーカルのデータを入れ替えます。 アニメ的に言うと、編集します。 さらに気になる箇所を細かく収録したデータをつないで行きます。 ...

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第7話:『デモってなんだ!!主題歌に込められた想い』
ふるさとP アニメ道

第7話:『デモってなんだ!!主題歌に込められた想い』

「デモテープ」とは? 制作途上の音源を収録したメディアのこと、「デモテープ」と言うことが多い。 「デモ」は「デモンストレーション」の略。   と、今さっきググったら出てきました。   当時「サイバーフォーミュラSAGA」のBGM作業と合わせて、音楽プロデューサーの藤田さんが、「主題歌のデモを用意するので、少し待ってくださいね」。 と言ってきました。 わたしは、音楽業界にある「デモ」の意味を知...

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第6話:『アニメ誌の役割ってなんだろう?』
ふるさとP アニメ道

第6話:『アニメ誌の役割ってなんだろう?』

「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」のタイトルがいつ決定したのか?覚えていないのです。ただ、第1巻の発売日が1996年8月に決まり、その前に色々発表しますので、1996年春前には決まっていたと思うのです。   スタッフで幾つかタイトル案を出しました。   数字で行く案。 英字一文字で行く案。 英字数文字で行く案。 漢字で行く案。   そして、幾つかの案のなかから「SAGA」に絞られま...

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第5話:『プロデューサーのお仕事は手探りですが、何か?』
ふるさとP アニメ道

第5話:『プロデューサーのお仕事は手探りですが、何か?』

スタジオの場所もスタジオ名も決まりました。 制作進行さん、設定制作、デスク、制作事務さんなど若手もスタジオに集まってきました。 新しいスタジオですので、わたししかいないところに、人数が増えていきます。 福田監督もスタジオのなかに入り、少しずつかたちになっていきます。 しかし、わたしの自問自答が頭のなかをグルグルです。 「プロデューサーって何だろう?」 「プロデューサーの仕事って何だろう?」 ...

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第4話:『サイバーは、素敵な出会いから始まりました』
ふるさとP アニメ道

第4話:『サイバーは、素敵な出会いから始まりました』

吉井さんから始まり、中川さん、指田さん、福田さん、両澤さんに会いました。 次は、福田さんに言われた件、キャラクターデザイン原案を描いてもらうために、いのまた(むつみ)さんに会わなければいけません。 わたしは、名前は知っていましたが会ったことがないので、吉井さんに電話連絡してもらって、紹介してもらいました。 上司をこき使う新人プロデューサーです。 いま考えると、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい...

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第3話:『新人プロデューサーの初仕事はテンヤワンヤ』

第3話:『新人プロデューサーの初仕事はテンヤワンヤ』

1995年、考えもしなかった展開、驚きでしかない展開でプロデューサーになってしまったわたしです。 いま思い出しても素直に喜んだ記憶がないのです。 「嬉しいけど……」、その「……」の理由は、制作デスク4年、アシスタントプロデューサー1年生だった自分が、プロデューサーとしては完全なる1年生になったのです。 小学校1年生になった気分でした。 あと、制作進行や設定制作時代は、常にまわりに真似ること...

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第2話:『驚く展開で新人プロデューサー誕生』
ふるさとP アニメ道

第2話:『驚く展開で新人プロデューサー誕生』

わたしは、26歳の暑い夏の頃、7月に、株式会社サンライズに入社しました。 制作進行、途中から設定制作として「ミスター味っ子」を担当し、設定制作「勇者エクスカイザー(以下、エクスカイザー)」、制作デスク「太陽の勇者ファイバード」「地球の勇者ダ・ガーン」「勇者特急マイトガイン」「勇者警察ジェイデッカー」、アシスタントプロデューサーとして「黄金勇者ゴルドラン」を制作しました。 32歳「勇者指令ダ...

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第1話:『アニメへの道は子供時代から決まっていたのか?!』
ふるさとP アニメ道

第1話:『アニメへの道は子供時代から決まっていたのか?!』

初めましての方、アニメを通してわたしを知っている方、自己紹介します。 わたしは、古里尚丈(ふるさとなおたけ)と申します。 アニメーションの企画・制作プロデューサーです。   株式会社いいじゃんの鈴木(将史)社長とお話をしまして、ひとつ提案を頂きました。 「いいじゃん」のホームページに、古里さんのアニメ人生のなか楽しかったことや興味深いこと、印象的な出来事など書いてもらえないか?と、なりました...

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