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ふるさとPアニメ道

第15話 :『ラピュタ、勇者シリーズとオリジナルアニメを作ることが普通でした』
ふるさとP アニメ道

第15話 :『ラピュタ、勇者シリーズとオリジナルアニメを作ることが普通でした』

わたしが、20代の進行時代、設定制作、デスク時代。 当時、仕事を覚えたスタジオジブリ「天空の城ラピュタ」もオリジナルアニメ。 サンライズでは「勇者シリーズ」等、担当している作品がオリジナルアニメだったので、自分にとってオリジナルアニメを作ることが当たり前であり普通なことでした。 いわゆる、空気を吸う、ご飯を食べることと何ら変わらないのです。   オリジナルアニメを企画し制作することに何の疑問...

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第14話:『全て中途半端だった自分がやれることがアニメだった(後編)』
ふるさとP アニメ道

第14話:『全て中途半端だった自分がやれることがアニメだった(後編)』

前回に引き続き、後半を書きます。   さらにさらに影響を受けたのは、ある音楽です。 アーティスト瀬戸龍介氏の「五六七(みろく)」のレコードにある「スサノオノミコト」です。和とロックが混じったプログレ。 それこそ、スサノオノミコトの物語を謡うのです。 ヤマタノオロチを退治するシーンもあるのです。 聴くと絵が浮かぶ、そんな歌と曲です。   高校生時代にラジオで聴いて、テレビでも見て、和楽器とエレ...

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第13話:『全て中途半端だった自分がやれることがアニメだった(前編)』
ふるさとP アニメ道

第13話:『全て中途半端だった自分がやれることがアニメだった(前編)』

今回は、20歳の頃カメラマンの道を諦めて、漫画も、小説も、書けない才能のない自分がなぜアニメ業界で頑張って来れたのか?を思い出して書いてみたいと思います。   第1話の自己紹介編に書いたように、子どもの頃、漫画が好きでした。 理由を考えてみました。   わたしが、4歳 5歳の頃、母親が古本屋から、「週刊少年マガジン」、「週刊少年サンデー」、「ぼくら」などを買ってきて枕元に置いていたのです。 ...

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第12話:『メカ作監の重田さん召喚ですっ!そして、プロデューサーのやるべき仕事とは?』
ふるさとP アニメ道

第12話:『メカ作監の重田さん召喚ですっ!そして、プロデューサーのやるべき仕事とは?』

第1巻の発売が始まったと言うことは、第2巻の発売も近いと言うことです。 制作現場では、制作進行たちが一生懸命、第2巻、第3巻と進めていますが、制作スケジュールがどんどん遅れて行きました。   そして、監督の福田さんから相談が来ます。 「アニメーターの重田(智)さんを呼んできてくれないか?」。 「もうひとつお願いがあるんだど……」。   そうなのです、第1巻に重田さんは入っていなかったのです。...

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第11話:『サイバーSAGA第1巻の発売です!!~晴海のコミケと孫氏の兵法?』
ふるさとP アニメ道

第11話:『サイバーSAGA第1巻の発売です!!~晴海のコミケと孫氏の兵法?』

日々、奔走しているうちに、ついにOVA「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」の第1巻の発売が近づいてきます。 当時は、「VHSソフト」と「レーザーディスク(LD)」の発売でした。 そうなのです。2024年現在ある「DVD」も「ブルーレイ(BD)」も「配信」もありません。   そして、「サイバーフォーミュラSAGA」の売上枚数の内訳として、「VHS」テープが多かったのです。 当時のアニメ...

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第10話:『音響仕事、アフレコの次はダビングです』
ふるさとP アニメ道

第10話:『音響仕事、アフレコの次はダビングです』

音響作業。 アフレコの次は、ダビングとなります。 これは、収録した声(セリフ)、音楽(BGM)、効果音(SE)を合わせる作業となります。   さらに、ダビング作業を行うには、フィルム(映像)の状態を少しでもカラーにしなければなりません。もし、出来ないとしても原画や動画にして絵を埋めていかなといけません。 つまり、絵がないと音を付けることが出来ないことになります。   「SAGA」のアフレコ時...

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第9話:『素晴らしき声優さんたちのプロの仕事を見ました』

第9話:『素晴らしき声優さんたちのプロの仕事を見ました』

ついに「サイバーフォーミュラSAGA」第1話のアフレコが始まります。 わたしにとって、声優さんたちに会うのは初めてなのです。別の作品で会ったことのある声優さんはいましたが、でも、半分の方は初めまして、でした。   音響監督の藤野さんが、アフレコが始まる前に、アフレコブースに福田監督、わたしを招き入れます。福田さんは、何度もこのメンバーとアフレコをやっていますので平然としたものですが、わたしは...

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第8話:『レコードエンジニアさんの仕事って「プロの領域」だ!!』
ふるさとP アニメ道

第8話:『レコードエンジニアさんの仕事って「プロの領域」だ!!』

ボーカル収録後のトラックダウン作業が始まりました。 音楽プロデューサーの藤田さんが、たくさん歌ったトラックのなかから意図に沿った歌い方をしたトラックを選びます。 そのボーカルの本線トラックデータを中心に、別のトラックのある歌詞部分のボーカルがより良ければそれと本線のボーカルのデータを入れ替えます。 アニメ的に言うと、編集します。 さらに気になる箇所を細かく収録したデータをつないで行きます。 ...

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第7話:『デモってなんだ!!主題歌に込められた想い』
ふるさとP アニメ道

第7話:『デモってなんだ!!主題歌に込められた想い』

「デモテープ」とは? 制作途上の音源を収録したメディアのこと、「デモテープ」と言うことが多い。 「デモ」は「デモンストレーション」の略。   と、今さっきググったら出てきました。   当時「サイバーフォーミュラSAGA」のBGM作業と合わせて、音楽プロデューサーの藤田さんが、「主題歌のデモを用意するので、少し待ってくださいね」。 と言ってきました。 わたしは、音楽業界にある「デモ」の意味を知...

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第6話:『アニメ誌の役割ってなんだろう?』
ふるさとP アニメ道

第6話:『アニメ誌の役割ってなんだろう?』

「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」のタイトルがいつ決定したのか?覚えていないのです。ただ、第1巻の発売日が1996年8月に決まり、その前に色々発表しますので、1996年春前には決まっていたと思うのです。   スタッフで幾つかタイトル案を出しました。   数字で行く案。 英字一文字で行く案。 英字数文字で行く案。 漢字で行く案。   そして、幾つかの案のなかから「SAGA」に絞られま...

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