今回は、想定したターゲットに向けて成功したのか?を書きます。 テレビアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト(以降、レヴュースタァライト)」の放送日が近づいてきました。 ちなみに、7月5日に特別番組として、あらすじやインタビューや座談会で構成される「放送直前特番」が放送となりました。 ついに、2018年7月13日が第1話の放送です。 わたしは、起業してからサンライズのアニメに携わっておりましたが、他の制作会社のタイトルの参加はこの作品が初めてです。 どのような立ち位置で参加すると良いのか?をいつも探っていました。 結局、答えがわからないなか放送が始まると、なにか見えるかなと思っていました。 結局、放送が始まってもわたしの立ち位置はわかりませんでした。 大切なのは放送を見た視聴者さんが、このアニメを気に入ってくれるのか?です。 まずは、視聴者さんに面白いと言われるようにわたしが出来ることは必死にやるだけだと思いました。 いつものように、第1話の放送は自宅で見ました。 珍しく家内が見てくれました。 さらに最終回まで見てくれました。 感想は「面白かった!」との、ことです。 家内は元々アニメ業界の人で色彩設計、色指定を担当していました。 辞めてから時間は経っていますが、アニメに対してシビアな意見を持っている人です。 実は、家内は初回の舞台から観てくれていたのです。 2017年9月の最初の舞台を観ています。 アニメも舞台も気に入ってくれていました。 家内のリアクションを見ていたので、女性でも観ることの出来る作品だとは感じていました。 でも大切なのは、想定したターゲットの男性客がアニメとともに舞台を観てくれるのか?です。 テレビ放送の最終回あと、2018年10月13日~、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #2 Transition」天王洲 銀河劇場で開演が待っています。 3回目の舞台になります。 きちんと満席になり、男性客がたくさん入っていました。 アニメが放送されたことで間違いなく、男性客のお客さんがより生まれたと感じました。 舞台が先に上演していますから、その舞台を観たお客さんにとってはアニメは補足でもあり、キャラクター、物語の拡張でもあります。 放送したアニメを最初に見た視聴者は、キャラクターを気に入って舞台を観たいと思ってくれるのか?です。 事実、男性は舞台はあまり観ません。 さらに、ミュージカルの舞台に男性のお客さんは少ないのです。 そこに、アニメ「レヴュースタァライト」を見た視聴者が少しでも興味を持ってくれて劇場まで足を運んでもらえたと思うのです。 間違いなく男性客は増えました。 でも、後半になればなるほど、舞台には女性客が増えておりました。だから、女性客オンリーの日が生まれたのもそんな理由からです。 次に大切なのは、ゲームです。 スマートフォン向けアプリケーションゲームをやってくれるのか?なのです。 このアニメは、ゲームをリリースすることで、お客さんがゲームを遊んでくれることで制作費などの回収につながります。 スマートフォン向けアプリケーションゲーム「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」略称は「スタリラ」。ジャンルは「レヴュー&アドベンチャーRPG」です。 テレビ放送の最終回あと、Android版は2018年10月21日、iOS版は同年10月28日に配信開始しました。 舞台、アニメで描かれている聖翔音楽学園の面々のほか、凛明館女学校、シークフェルト音楽学院、フロンティア芸術学校の3つの学校がゲーム用に新規開発となりました。 つまり、4校でのオーディションが描かれたゲームになりました。 さらに、舞台#2にて初登場した青嵐総合芸術院(青嵐)も2020年12月9日に実装となりました。 これらゲームのシナリオには、アニメ本編のシリーズ構成の樋口(達人)さんも参加しています。我々アニメチームは、正直ゲームはほぼ参加していません。 企画が動いた当初は、キャラクターデザインなど見ていました。 ですが、アニメチームはアニメ制作が忙しく細かく見ることができませんでした。 だからこそ、制作現場で一番最初に抜けるライターである樋口さんがゲームに参加となりました。樋口さんがいてくれる、それこそアニメとゲームをつなげる架け橋になります。 ついに、「ミュージカル舞台」×「アニメーション」×「スマホゲーム」の展開が揃いました。 「2層展開式少女歌劇」とキャッチコピーがありました。 わたしは「2層」と言うより「多層」だと思いました。 テレビアニメの放送が終わっても、舞台、ゲームがあります。 そして、ライブもありました。 わたしの記憶のなかに、とても強烈に残っているのが、2019年3月31日に中野サンプラザでやった「オーケストラライブ”Starry Konzert”」です。 これは、生楽器でアニメのBGMを演奏します。さらに、9人のキャラクターのなかの人でもある役者(声優)さんたちが、歌ってアクション、バトルするのです。 テレビアニメの各話数のなかのシーンを再現していました。 いわゆるレヴューと呼ばれたバトルシーンを、9人がまるでアニメと同じようにアクションして歌うのです。 わたしは、2階席で観たのですが、あまりの感動で出演者9人に惜しみない拍手を送りました。 これは、凄かった。 だって、アニメのなかの動きを再現しているのです。 それぞれの声優さんたちに感情移入しまくりです。 飛んだり跳ねたり、お稽古も大変だったろうな?と思うと、心がジーンとしました。 生の迫力、ライブの持つ魅力が満載でした。 無理なのはわかっていますが、もう一度観たいです。 さらに、横浜アリーナでやったライブ、2019年11月3日「3rdスタァライブ”Starry Diamond”」 これは、スタァライト九九組(アニメの9人)。 ゲームのキャラクターたち、シークフェルト音楽学院、凛明館女学校、フロンティア芸術学校の生徒たちも出るライブでした。 大人数の生徒たちが、それぞれの制服に身を包み、さらに武器を持って歌う、そんなライブです。 わたしは、このライブには横浜アリーナまで行けず映画館で観ました。 それでも、雰囲気は感じることが出来たのので良かったと思っています。 横浜アリーナまでどうしても行けないので、自宅の近くの映画館で家内と一緒に観ることにしました。 わたしは、舞台中継を映画館で観るのは、宝塚歌劇で何度も経験しています。 ですので、映画館の大きなスクリーンで舞台を観ることには慣れて?いると思います。 ゲームのなかの人(声優)たちをわたしが全員知らないので、この娘はどの学園の生徒なんだ?とかキャラクターたちの関係もわからず観るので、色々難しい面もありました。 でも、出演者が一生懸命に歌っているシーンは単純に感情移入できます。 こうして、テレビアニメがなくとも作品が続いているのはすごいことだと思います。 そして、ライブ「3rdスタァライブ”Starry Diamond”」のラストに、映画の発表がありました。 劇場版2作やることを告知しました。 詳細の発表は後日になりますが、まだアニメもありますので応援してください! と、視聴者、ファンであるお客さんにアプローチしました。 コンテンツを持続させるための方程式として、とてもスタンダードだと思います。 とにかく、アニメが終わらない!これが必須です! キャラクターたちがお客さんの前に出続けることの大切さを強く感じるのです。 さらに、2020年1月21日のスタァライトプロジェクト発表会にて、総集編の劇場版公開が5月29日と発表しました。 ここで、より一層盛り上がるのですが……。 2020年1月末、あのコロナ禍が始まるのです。 1961年5月3日生まれ。青森県出身。1982年日本アニメーションに制作進行として入社。1985年スタジオ・ジブリ『天空の城ラピュタ』制作進行。1987年サンライズ入社『ミスター味っ子』『勇者シリーズ』等、制作進行・設定制作・制作デスク・APを務め『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』からプロデューサー就任。『星方武俠アウトロースター』『GEAR戦士電童』『出撃!マシンロボレスキュー』『舞-HiME』『舞-乙HiME』他、オリジナルアニメーションを14作企画制作。2011年2月企画会社、株式会社おっどあいくりえいてぃぶを設立。『ファイ・ブレイン~神のパズル』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で企画・プロデューサー。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』企画協力。2024年5月から『ふるさとPアニメ道』ブログ&YouTube動画配信中。2026年3月末からコミックノーラにて「貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿」連載中。
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