第92回:『番外編その1~YouTube動画「宮村優子の音響クラフト」とのコラボ決定!』
今回は、番外編になります。
2025年11月に「舞-乙HiME」CDドラマのアフレコ、12月にダビングを行いました。
この音響作業において、音響監督が「宮村優子」さんでした。
音響監督名義は、関優子さんですが、この原稿では、宮村(優子)さんと書きます。
アフレコが終わり、「お疲れ様でした」と言って、退座する準備を始めたら、宮村さんがわたしの方を見まして、
「古里さん、動画コラボしませんか?」と言ってきました。
「わたし、『宮村優子の音響クラフト』と言う動画を配信しているので、それにゲスト出演してください」と言うのです。
当然、言われた内容は分かるのですが、でもわたしが宮村優子さんの動画にゲストとして出ることが認識出来ずにおりました。
そうしましたら、「プロデューサーはどうしたらなれるのか?」「プロデューサーの仕事とは?」と色々質問したいと言うのです。
そして、宮村さんは、いまの若い方々にアニメ制作の面白さや楽しさを伝えたいと言うのです。
あと、「わたし、プロデューサーをやってみたいんです」と、めっちゃ強いワードを口にしました。
わたしも、少し頭が回ってきました。
そこで、「宮村さん、わたしのYouTube動画『ふるさとPアニメ道』にゲスト出演してもらえますか?」と問いかけました。
宮村さんは、「出ますよ」と言うのです。
まず、言われたことを踏まえて頭のなかを整理して、宮村さんの考え、やりたいことが徐々に分かってきました。
特に若者に作り手側の色々をアプローチしたいことは理解しました。
撮影スケジュールは?に対して、スタッフと打ち合わせしたいと言うことになりました。
わたしの動画撮影のたぬきさんも参加させてもらうことになり、リモート打ち合わせを組みました。
そして、12月「舞-乙HiME」CDドラマのダビング時にも色々お話しました。
宮村さんは、声優さんのスクールで先生もやっていますし、そこで、アニメに興味がある若者に、アニメ制作についてスタッフに興味を持ってもらいたいし、さらにプロデューサーの業務など伝えたいので、古里さんに声をかけたんです、と話しました。
宮村さんは、オリジナルアニメが好きだと教えてくれました。
「舞-HiME」も「舞-乙HiME」もオリジナルアニメであり、物語も面白いので、企画した古里さんと色々話をしてみたかったと言われました。
わたしにとって、声優「宮村優子」の名前を知ったのは、制作デスクだった「勇者警察ジェイデッカー」のときなのです。
フェイと言う妖精はゲストとして出ています。
そして、レジーナの言う少女は途中からレギュラーになるキャラです。デュークと言う勇者ロボットとともに現れる少女です。
ちなみに、宮村さん曰く「フェイの役がアフレコ初だったんです。そして、後で知ったのだけど、フェイを演ったことでレジーナ役になったみたいです」、「フェイが、オーディションの代わりだったのかしら?」と話していました。
わたしは、「勇者シリーズ」当時、音響制作の千田(啓子)さんが、「とても良い子が見つかったの」と、話していたことを覚えています。
新人声優の宮村優子さんの登場を褒めていたんです。
わたしは、その記憶があったので、宮村優子さんがその後たくさんの作品を担当して行くことを見ていました。
そして、「星方武俠アウトロースター」でエイシャ役を演じてもらうことで、一緒に仕事を出来ることになりました。
エイシャは、人間姿のときは猫娘(今風だと、ケモ娘?)なんですが、変身するとでっかい虎かしら?見た目静観な虎のような獣になるのです。
宮村さんエイシャがセリフの語尾に「ゾナ」と付けるのを覚えてまして、生「ゾナ」を久しぶりに聴きました。当時、何故か?猫的キャラクターが似合う人だなって思ったのは内緒です。
そして、「舞-HiME」でアリッサ役を演じてもらいました。
子供でありながら、舞衣をはじめとするHiMEたちの大いなる敵として対峙します。
アリッサには深優しか仲間はいないんです。つまり、たった2名でも圧倒的な強さを持った敵として存在出来る声優は誰か?を音響監督の三間さんと相談しながら決めました。
数名候補出しをしたことを思い出します。実は本当の10代前半中学生くらいの女の子にやってもらう案もありました。
色々考えると、宮村優子さんにやってもらうのが一番ベストだね!となったことを思い出します。
さらに、ゲーム「舞-HiME運命の系統樹」では、音響監督をやってもらいました。とても、勘の良い方でキャラクター作りの方向などにズレが少ないのです。
CDドラマ「舞-HiME★DESTINY 龍の巫女」でも、音響監督でした。テレビアニメになっておりませんし、イラスト数枚しかないのですが、わたしの欲しい演技に持っていってくれるのです。
当時わたしは、音響監督の宮村さんって勘の良い人だなぁと思っていました。
20年前のあの頃、宮村さんは音響監督や裏方の制作仕事も大好きと言っていました。
いまも同様で、裏方仕事は楽しいと話していました。
それこそ「宮村優子の音響クラフト」のタイトルにある「クラフト(craft)」の意味は「手作りされた品物」を現す言葉とのことです。いわゆる手工芸品、民芸品、工芸品のことです。
何かしら造ることが好きなんですね。
宮村さん、何度かの打ち合わせ、撮影時に、「オリジナルアニメが作りたい」と話していました。
わたしも観てみたいです。
宮村プロデューサーとして、是非お金を集めてアニメを作ってください!!
そんな経緯があって、わたしが「宮村優子の音響クラフト」にゲスト出演し、さらに、わたしのYouTube動画「ふるさとPアニメ道」には宮村さんが出てくださることになりました。
いままでも、福田己津央監督、久藤瞬監督、小野早香キャラクターデザイナーさんと制作現場のクリエイターにゲスト出演してもらいましたが、4人目となりました。
音響監督でもありますが、今回は「みやむらゆうこ声優道」として、お話をしました。
宮村さんの声優になったルーツなど話しています。
前後編と2回に分けておりますので、是非動画を観てくださると嬉しいです。

古里尚丈(ふるさとなおたけ)
1961年5月3日生まれ。青森県出身。
1982年日本アニメーションに制作進行として入社。1985年スタジオ・ジブリ『天空の城ラピュタ』制作進行。1987年サンライズ入社『ミスター味っ子』『勇者シリーズ』等、制作進行・設定制作・制作デスク・APを務め『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』からプロデューサー就任。『星方武俠アウトロースター』『GEAR戦士電童』『出撃!マシンロボレスキュー』『舞-HiME』『舞-乙HiME』他、オリジナルアニメーションを14作企画制作。
2011年2月企画会社、株式会社おっどあいくりえいてぃぶを設立。『ファイ・ブレイン~神のパズル』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で企画・プロデューサー。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』企画協力、『グレンダイザーU』アソシエイトプロデューサーとして参加。現在、漫画原作、新企画を準備中。




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