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記事: 第100回:「第100回目は『ふるさとPまんが道?』として貴姫さまのことを書きます」

第100回:「第100回目は『ふるさとPまんが道?』として貴姫さまのことを書きます」

いいじゃんさんのサイトでブログ原稿を連載して、なんと100回目になりました。

ここまで続けて来られたのは、いいじゃん鈴木社長のお力です。

そして、読んでいる読者の皆さまがいるからです。

「本当に、ありがとうございます」。


さて、そこで、第100回目は「ふるさとPまんが道?」になります。

わたしは、初めて漫画の原作を書くことになりました。

ひとつ夢がかないました。


タイトルを「貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿」。

貴姫は、「きひ」と読みます。「きひめ」ではないのです。わたしは、「舞-HiME」と書いて「マイヒメ」と読ませる前科がありますので、ご容赦ください。


わたしは企画・原作・構成・ラフプロットまでやって、以降はライター田中(豪)さんにプロット・シナリオを書いてもらって、決定稿になったシナリオを漫画家「氷栗(優)」さんにネームからクリンナップまで漫画を描いてもらいます。

氷栗さんの素晴らしいネーム、ありがとうございます。

完成が楽しみです。


いままでは、アニメの企画から放送のタイミングに合わせて、コミカライズとして、週間連載、月刊連載としてシナリオ開発や漫画を描く作業を見てきました。

でも、これらはアニメがあるからこそのコミカライズなのです。




わたしが今回の漫画連載に選んだ物語の主人公は、世界の3大美女のひとり「楊貴妃」です。


71961日(の説)、唐時代の蒲州(現在の山西省)に生まれ、名前を玉環(ぎょくかん)と言います。一説には、生まれたときから玉環(玉の輪)を持っていたことが名前の由来とも言われています。


では楊貴妃が生きた時代は?と言うことで、日本の歴史で見てみましょう。


710年、奈良時代が始まる。

752年、日本では奈良東大寺盧遮那仏が完成。

794年、平安時代が始まる。


1300年も前の楊貴妃に興味を持った理由は、わたしが「舞-HiME」のアニメ放送のあった2004年までさかのぼります。

そして、楊貴妃の物語を知ったのは2004年秋の宝塚星組「花舞う長安」の観劇でした。

トップ娘役「檀れい」さんの演じる楊貴妃でした。

とても美しい方で、この世の人とは思えないほどでした。


また、わたしは子供の頃から 楊貴妃の名前は知っていましたが生い立ちやどんな物語があったのかは知りませんでした。

だからこそ星組の舞台を見て初めて楊貴妃の数奇な運命を知ったのです。


また舞台のラスト。男役 トップ「湖月わたる」さん演じる玄宗皇帝の回想で終わるのですが、そこに夢幻として楊貴妃が登場して踊ってまた消えていくみたいな演出だったと思います。この手の演出は宝塚では良くあります。確かに、夢であってもまた会いたいと言う願いはわたしもあります。もし、生きているなら、と思うこともあります。


宝塚観劇から約15年経った2019年、中国とからんだオリジナルアニメの企画を作って欲しいと言われたのです。

そこで、わたしの頭のなかで勝手に物語が広がってもし楊貴妃さんが生きていたらと、例えば不老不死になっていたらどうなるのか?

と考えたのです。


妄想が広がります。

1300年の長い長い時間のお腹ものすごく大変な人生を送ることになるでしょう。

不老不死の物語は色々な想像ができます。

とてもとても面白い物語がかけると考えたのです。


不老不死の物語は、大きく二種類あると思います。

ひとつめは、権力者が永く王として存在して、権力を行使して生きたいと願う物語です。


ふたつめは、主人公が何らかの事件に巻き込まれて否応なく不老不死になってしまう。こちらは、永く生きることで起きる別れを繰り返すつらい物語。また、何らかの組織に不老不死の秘密がバレてしまい狙われて実験体にさせられる、とか、様々なことを考えることができます。


このひとつめの物語で有名な人間は、漫画「キングダム」の嬴政、後の始皇帝です。

色々な伝説が残っています。わたしが知ってる伝説は始皇帝に言われて不老不死の秘密を得るために日本に渡って来たと言われる徐福の伝説などありますね。


では、「貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿」はどっちか?と言うと、ふたつめの方向となります。

ifの世界」。

不老不死になった楊貴妃が、約1300年と言う気の遠くなるような永い年月のなか、どんな人生を送ったのか?そんな楊貴妃さんが日本に来ていたら、さらに京都にいたら、と、妄想してみるとわたしのなかで物語がどんどん面白くなっていったのです。


実は、先日知り合いで中国出身の女性に漫画「貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿」のあらすじを言いましたら、「古里さん、楊貴妃が不老不死で日本に渡っているという伝説がありますよ」と教えてくれました。

聞いてびっくり!!

わたしは、その伝説のことを全く知りませんでした。

でも、少し考えて、どうして日本に渡っているのが不思議でたまりませんでしたので今度会ったときに聞いてみたいと思います。


わたしが考えた主人公の楊貴妃は、「貴姫(きひ)」と名を変えて、現在京都に住んでいるのです。

だからタイトルは「貴姫さまの憂鬱」です。

1300年も生きていたら、憂鬱にもなるよね?と考えたのです。


そして、物語を読者にお伝えするわかりやすいキャッチコピーがないかな?と考えました。


「事件の謎を解き、真実の愛をさがす恋愛慕情ミステリー」と、頭に浮かんできました。

これって、貴姫さまのストーリーに何だかハマるなって思ったのです。

ちなみに、「慕情(ぼじょう)」とは、特定の人(特に異性)や故郷などを恋しく慕う気持ち、心からあこがれる情愛のこと。切なく思う気持ちや、心を引きつけられる愛着を表すのです。


「あやかし探偵事件簿」の副題にあるように、失くしものさがし人専門のあやかし探偵業を営んでいる、としました。

まず、失くしものさがし人が何なのか?誰なのか?


それは、人であったり、記憶であったり、感情であったり、そして大切な品物であったり、あやかしであったりします。


テーマは、「愛」です。

「真実の愛」とは?が物語のメインになります。

326日コミックノーラ

https://nora.gakken.jp/


にて連載が始まります。

是非、読んでくださると嬉しいです。




タイトル 【貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿~】


あらすじ

不老不死の生命を得た貴姫(きひ)は、

現代の京都で失くしものさがし人専門の「あやかし探偵業」を営んでいる。

事件の謎を解き、真実の愛をさがす恋愛慕情ミステリー。


スタッフ

キャラクター原案(貴姫):いのまたむつみ

原作:古里尚丈(おっどあいくりえいてぃぶ)

脚本:田中豪

漫画:氷栗優


Gakken発エンタメ漫画サイト

『コミックノーラ』にて、新連載スタート!

2026326日より連載開始(予定)!


★コミックノーラ★

https://nora.gakken.jp/

古里尚丈(ふるさとなおたけ)

196153日生まれ。青森県出身。

1982年日本アニメーションに制作進行として入社。1985年スタジオ・ジブリ『天空の城ラピュタ』制作進行。1987年サンライズ入社『ミスター味っ子』『勇者シリーズ』等、制作進行・設定制作・制作デスク・APを務め『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』からプロデューサー就任。『星方武俠アウトロースター』『GEAR戦士電童』『出撃!マシンロボレスキュー』『舞-HiME』『舞-HiME』他、オリジナルアニメーションを14作企画制作。

20112月企画会社、株式会社おっどあいくりえいてぃぶを設立。『ファイ・ブレイン~神のパズル』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で企画・プロデューサー。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』企画協力、『グレンダイザーU』アソシエイトプロデューサーとして参加。現在、漫画原作『貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿』をはじめ、新企画を準備中。

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