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記事: 第121回:『アウトロースターワールド、宇宙にも風水と龍脈があるって素敵!』

第121回:『アウトロースターワールド、宇宙にも風水と龍脈があるって素敵!』

読者の皆さま、「龍脈」と言う言葉を、知っていますか?

「風水」を知っていますか?

 

いきなり何を書いてるんだ!と思われるかと思います。

「都市伝説」について書くのか?と思われるかも知れません。ちなみに古里は、「都市伝説」は大好きです。いつの日にか、書きたいですね。

 

さて、「星方武俠アウトロースター(以降、アウトロースター)」に、この「龍脈」が設定として色濃く使われています。

「風水」の考え方も使っています。

宇宙に「龍脈」、「風水」ってあるの?と思う方もいると思います。

わたしは、あると思っています。

「アウトロースター」は、アニメですから、「あるんです」と答えます。

 

では、「龍脈」の意味を紐解いてみます。

辞書だと、『龍脈(りゅうみゃく): 風水における大地の気の流れ。山脈に沿って気が巡るとされ、気の集まる場所はパワースポット(龍穴)と呼ばれます。』

 

ほぼ同じ意味として「レイライン」があります。

『レイライン(Ley Line): 古代の遺跡や聖地が直線上に並ぶ現象やそのラインのこと。イギリス発祥の概念であり、日本では富士山や各地の神社を結ぶ「御来光の道」が有名です。』

 

「風水」とは何でしょう?

辞書を調べてみます。

『風水とは、今から約四千年前に中国で発祥した、「気」の力を利用した環境学のこと。

そういうと難しく聞こえるかも知れませんが、風水とは、衣・食・住、行動など、自分の環境すべてを使って運を開いていく、いわば、開運のための環境学なのです。「環境が運を決める」これが、風水の基本的な考え方です。』とあります。

 

改めて、「風水」と「龍脈」の関係?を調べてみます。

 

『風水は中国文化において重要な位置を占める伝統的な思想です。その中でも「龍脈」という概念は、風水の実践や理論において特に重要な要素となっています。』とあります。

 

「アウトロースター」の宇宙は「エーテル」と言う物質?が充満した空間です。打ち合わせの始まったあの頃、わたしはこの「エーテル宇宙」と言うSFのなかにある設定を知りませんでした。

 

わたしは、とにかくエーテルと言う物質がある空間なんだと思うことにしました。その物質がどんなものか?どんな形状かは考えないこととしました。

聞いたときは、ミノフスキー粒子かな?とも思いましたが、どうも違うようでした。

 

だからなのか、宇宙に「龍脈」があって、さらに「龍穴」などもあると言う設定に疑問も持たず、なるほどと思ったのです。SFとは面白いアイデアを入れ込むものだ!と感嘆しました。

「伊東さん、凄い!」と素直に思ったんです。

 

でも、本当にありそうな気がするんです。宇宙(さらにエーテル宇宙だし)にも気の流れがあって、その流れによって運気が良くなるかもって、面白いですよね。

 

伊東さんが描いたボードに香港や昔の中国を想像させる絵がたくさんありました。

世界観の味付けにちょっと昔の中国、香港テイストは良いなぁと感じました。

 

ここまで書いて思い出したことがあります。1997年のあの頃、伊東さんを中心に集英社の編集長、バンダイビジュアルのプロデューサー、本郷(みつる)監督、伊東さんのアシスタントさん、わたしで香港出張、ロケハンに行ったのです。

 

わたしは海外旅行や海外出張がこの香港と、あとはニューヨークに出張で行っただけの計2回しかないのです。いまのこの時代に海外渡航がないに等しいんです。

 

だからこそ、香港とニューヨークに行った記憶は結構残っています。

香港は街並みでは空を見ると看板がたくさんあって、さらに飛行機がめちゃくちゃ低く飛んでいるシーンに遭遇しました。

まるで映画のなかみたいな映像が目に焼きついています。

 

ただ、伊東さんもバンダイビジュアルのプロデューサーも何度か香港に行ったことがあるので、普通の観光地に行かないのです。だから、九龍城には行かず、香港の秋葉原?みたいなところに連れていかれました。そこでは、不法の「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の商品が売っていました。

 

ちなみに、朝起きてひとりでホテルちかくを散歩しておりましたら、少しだけ狭い道路のわきにあったお店で「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のホビーが売っていたので買いました。それは正規物だったのか?偽物だったのか?忘れましたが、しっかり買わせていただきました。

「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」の班のお土産にしたのです。

 

あと、お茶をお土産に買いました。街にある普通のお茶のお店だっので、いま思うと度胸あるなぁ!と思います。

 

わたしは、英語も話せないし、中国語も話せないので、身振り手振りでかったのです。当時、スマホはないのでグーグルマップもないのですが、迷わず散歩してホテルに戻れました。

 

ちなみに、ニューヨークも夜、ひとりでホテルの外に出てラーメン屋でラーメン食べてデリで食べ物を買ってホテルで食べました。

ちなみに、ナイキでスニーカーを買いましたし。ホテルの近くにある劇場で「オペラ座の怪人」のチケットを買って観劇しました。でも、時差で幕が上がるやいなや、すぐに、寝てしまったオチがあります。トホホ。気がついたら、ラストシーンでした。

 

ちなみに香港で観光地っぽいところに行ったのは、女人街です。う〜ん、男人街だったかも知れませんが……。

アニメ映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン」を観てから、街のなかをウロウロと見て回りました。しかし、何故に香港でアニメ映画を観たんだろう?

誰かが観ようと行って、良く分からないけど行きましたね。

アニメ映画はセリフは中国語(多分、広東語)、字幕は英語だったので意味はほぼ分かりませんでした。作画は日本で描いているアニメだったので、演技やポーズで何となくわかったかな?状態で観ました。

 

この香港出張は漫画家伊東さんのイベントでもありました。

サイン会もあったと思います。

 

改めて、香港は「風水の街」とも言われています。

ビルの位置、方向、かたちなども風水師の意見を聞いて建てると言います。

 

香港から帰ってきて、本屋に行って「風水」「龍脈」か載っている本を買って読みました。

 

日本にも「龍脈」があります。

富士山から東京にも気のエネルギーが流れていると、言われています。

高尾山のところに有料道路がつくられたとき、気の流れをせき止めるなど言って反対があったようです。

 

ちなみに、有名神社が建っている場所を踏まえると、富士山を通って直線だったりします。

たとえ、「御来光の道」と呼ばれるレイラインです。

春分・秋分の日に太陽が通るこの光の道上には、玉前神社(千葉)、寒川神社(神奈川)、富士山、元伊勢、出雲大社(島根)など、日本を代表する神社が一直線に並んでいるのです。

 

 

東京は、徳川家康が江戸を開く際に、家康の右腕、僧侶である天海僧正の考えを踏まえ陰陽道や風水、龍脈の概念を都市計画に組み込んだ「人工的な巨大パワースポット」を作ったとあります。

 

徳川家康は、江戸城を中心に北・東・南・西の四方に聖地を配置し、外敵や邪気を防ぐ結界を張ったと言われています。

 

東に青龍:清流や川がある

・東に流れる隅田川が青龍にあたり、水の勢いが江戸の繁栄を支えました。

 

西に白虎:道や街道がある

・西には東海道が走り、人や物の往来が盛んに行われました。

 

南に朱雀:広く開けた平地や湿地・池がある

南には江戸湾が広がり、海の恵みをもたらしました。

 

北に玄武:ヤマ化丘陵がある

・北には富士山が位置し、江戸の人々にとって信仰の対象であり、都市の背後を固める存在でした。※実際の富士山の位置を考えるとそれなりにズレていますね。

 

さらに、江戸城の鬼門にあたる北東には上野の「寛永寺」を開いて天海が自ら住職となり、裏鬼門にあたる南西には芝の「増上寺」があることから江戸城の守りとしました。いまも、しっかり残っていますね。

他の神社仏閣もそれぞれ意味があっての位置なのですが、戦後焼け野原になったときに場所の移動があったりもします。

 

だからなのか?江戸時代は265年と長く繁栄した都市となっています。

つまり、東京(江戸)は「風水都市」なのです。

 

また、関西、畿内五芒星星型になっていたりと線を引いてみると面白いことに気がつきます。

 

昔(2000年前?)の人は遠い距離をどうやってほぼ直線で結んだのか?単なる偶然なのか?色々考えると「浪漫」が広がります。

 

このように深堀りすると、とても興味深いことがてんこ盛りで出てきます。

そんな「風水」や「龍脈」を宇宙にもあるとして、世界観を展開させた「アウトロースター」は、アイデアの組み合わせも踏まえて本当に面白いアニメだなって、いまも思います。

 

当時、「風水」や「龍脈」を設定に組み込んでいる漫画、小説を何冊か買って読みました。

いまでも続けて買っている漫画もあります。

永久保貴一さんの描く「変幻退魔夜行カルラ舞う!」のシリーズなど好きです。

 

あと、荒俣宏さんが書いた小説「帝都物語」の映画が1988年に公開されていたのですが、これはしっかり映画館で観ていました。

ですから、この方向のジャンルは好きだったんだと、改めて再認識です。

 

加門七海さんの書いた風水関係の本も買って読みました。

 

わたしは、伊東さんの魅力的な企画の立て方を、少しでも真似がしたいと思って、一生懸命に勉強した記憶があります。

本当に伊東さんの「アウトロースター」があるからこそ、後々の「舞-HiME」の企画を作ったことにつながります。「舞-HiME」はかなり日本神話や古史古伝がモチーフになっていますので。

 

本当に、伊東岳彦さん、感謝です。

ありがとうございます。

 

196153日生まれ。青森県出身。
1982
年日本アニメーションに制作進行として入社。1985年スタジオ・ジブリ『天空の城ラピュタ』制作進行。1987年サンライズ入社『ミスター味っ子』『勇者シリーズ』等、制作進行・設定制作・制作デスク・APを務め『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』からプロデューサー就任。『星方武俠アウトロースター』『GEAR戦士電童』『出撃!マシンロボレスキュー』『舞-HiME』『舞-HiME』他、オリジナルアニメーションを14作企画制作。
2011
2月企画会社、株式会社おっどあいくりえいてぃぶを設立。『ファイ・ブレイン~神のパズル』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で企画・プロデューサー。『少女歌劇 レヴュースタァライト』企画協力。20245月から『ふるさとPアニメ道』ブログ&YouTube動画配信中。20263月末からコミックノーラにて「貴姫さまの憂鬱~あやかし探偵事件簿」連載中。

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