第87回:『ふるさとPアニメ道、新企画「おゆみこ」のことを少しだけ書きます!』
いま、色々考えているオリジナル企画があります。
何とか日の目を見たいと思ってがんばって企業さんにアプローチして、少し嬉しい言葉をもらったり、撃沈したりと様々です。
今年度6月に発売した「いのまたむつみさんの画集MIA」の巻末のページに載せていただいたタイトル3作品もいくつか考えているなかのオリジナル企画になります。
なかでもなんと3ページも掲載してもらった「おゆみこ」は、YouTube動画でも軽くお話ししましたように、いのまた(むつみ)さんに9名の女の子のラフデザインを描いてもらっていたのでラフ画を載せてもらいました。
これらは、2023年春までに描いています。
この企画は、わたしがいままで作ったアニメの延長線にある「星方天使エンジェルリンクス」「舞-HiME」「クロスアンジュ~天使と竜の輪舞」などの【女の子がんばる系】です。
そして、「舞-乙HiME」のニュアンスを汲んだ【変身バトル系】。
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の【歌って踊る系】でもあります。
わたしは、2000年帝国劇場「エリザベート」を観て、ミュージカルの面白さを知り、2004年の宝塚月組観劇から宝塚の面白さとその魅力にはまりました。
ちょうど、2004年は宝塚の歴史が90周年を迎えており、書籍がたくさん出ていました。
そこで、色々本を買い求め、創設者の小林一三さんの考えやアイデアを知りました。
わたしは、その宝塚の歴史から着想をいただき、タカラジェンヌの卵たちが専門の学校を卒業し、プロの舞台に上がることが出来ることを踏まえて、企画を考えました。
宝塚の学校のシステムなどを踏まえて、わたしは、オトメの候補たちが専門の学校に入り卒業することで、国の王族、大統領たちを支えるオトメ(護衛など様々な面でのスペシャルなプロのお仕事ウーマン)になれる、としました。タカラジェンヌたちが、プロの舞台役者になることを、「舞-乙HiME」では、オトメたちが変身(マテリアライズ)してマスターを守り、政治の手助けもすると言った風にアレンジしていますが、そのシステムや哲学を勉強して企画を作りました。
帝国劇場等の舞台、宝塚の舞台、「レヴュースタァライト」の舞台を観て、よりミュージカルの面白さを発見し、いつの日か、自分オリジナルの舞台を作ってみたいなと夢想しました。
そのひとつが、「いのまたむつみさんの画集MIA」の巻末に載せてもらった「おゆみこ」でもあります。
八百万の神々を迎える不思議なお山の温泉街。
そこには特別な学校があり、神様に使える立派な眷属になるために日々研鑽している少女たちがいるのです。
日々、疲れた(憑かれた)神々のために、歌って踊って、ときたまバトルもする眷属見習いの少女たちの活躍を描きます。
わたしにとって、宝塚の舞台は癒やしの空間であり、エネルギー満載のパワースポットだと思っています。まるで神社仏閣のように観劇するとパワーをもらえるのです。
そんな場所を、SFファンタジーですが、新しく作りたいと思っての企画です。
そして、いのまたさんが残してくれたラフ画を活かして、それら魅力的なキャラクターを活躍させていきたいと考えるのです。
いま、アニメーション用のデザイン作りをしています。
いのまたさんのラフ画は、前姿の絵しかないので、後ろ姿やポーズなどの補足デザインを開発中なのです。
さらにお話は、小説を2冊くらい発売できるくらいは書いております。
イメージソングもあります。
キャラクター紹介です。
主人公のゆうみは、峰羽学園(みねはがくえん)1年生。唯一の人間の女の子。
特技は、出会った誰でも大好きになれるのです。
そして、神様にもケガレにも積極的に言い寄られるのが玉に瑕。
神々を癒やすために歌と舞の稽古に励み、日々の舞台でスポットライトを浴びて頑張っています。そして、ゆうみは普通の女の子ですから特別な力を持っていません。
ちょっと小金にうるさいメガネっ娘は、白へびの眷属見習いの「白雪」は超生真面目少女。
水と氷の属性を持つ。ゆうみと仲良しの1年生で一緒に行動することが多い。
ねこの眷属見習いの「ミィ」は、ゆうみのことが大好きすぎの1年生。
猫気質そのもので、頼まれたお使いも途中で気を取られるとすぐに忘れてしまい、2年生の先輩に叱られることに。風属性を持つ。身軽さを活かして華麗に舞って歌う。
うさぎの眷属見習いの「いなば」は、「明日から本気出す」とグータラ体質。1年生です。
ネットやIT機材に強いオタク気質。ゆうみには興味津々。先読みの属性を持つ。
狼の眷属見習い2年生の「まどか」は燃えるような真っ赤な髪の毛が特徴であり、サバサバした性格で気っ風の良い姉御肌。頭で考えるより身体が先に動くタイプ。炎の属性を持つ。
狼に変化(へんげ)してゆうみを乗せて翔ぶことが多く、ゆうみの移動手段になっていることが多い。
2年生で生徒会長の「八十八(やそは)」は、龍の眷属であり、強さに半端なし。光の属性を持つ。ロングストレートの理知的で気品あふれる美少女。
ゆうみのお尻を見たがるのが、目下ゆうみの悩み?
八十八の補佐の会計の「さや香」2年生は、天然おっとり系のナイスバディでいつもニコニコ、でも一旦怒らせると超怖いらしい。
大地の力を持つ属性。眷属姿はめったに見せない。
アイルランドからの転校生「シーオーク」こと「シーちゃん」は可愛い精霊さん。1年生。
本名が長いのでみんなに「シーちゃん」と呼ばれることになる。めちゃくちゃ意地っ張り。でも、がんばるツンデレちゃん。誰もが聞き惚れる美しい歌声を持つ。
OGの「玲央奈」さんは、獅子の眷属。雷の属性を持つ。
学園は卒業し、きちんと神様の眷属として働いています。
後輩からはめちゃ恐れられている稽古大好きな先輩なのです。
主人公のゆうみを中心に、日本全国から要望があれば魅力的な仲間とともに出張もします。
不思議な世界で、歌って踊って、勉強して、悪い存在(ケガレ)と闘って、様々な神さまたちを癒やす、非日常のなかの日常もののストーリーです。
このお話を、何らかのかたちで皆さんにお見せしたいのです。
色々、発表できるようなタイミングになりましたら、お知らせします。
わたしの夢のなかの夢。
実は、この「おゆみこ」は、2000年1月にとある社長さんと舞台化の企画の打ち合わせをしたのです。
そして、その1月末にコロナ禍が始まりました。
当然、舞台化の話はなくなりました。
とても悲しかった記憶があります。
新宿で、その社長さんにどんな舞台にしたいのか?を熱く語ったんですよ。
でも、「しゅるるる~」と冷えて行きましたね。
新コロナが、社会の在り方を変えてしまいました。
当時、ライブ、舞台、映画館の上映など、どんどん取りやめになっていきました
そして、人と人が会って話すこともなくなりました。
電車移動も減り、気がついたら、わたし電車に2ヶ月くらい乗っていないことも気がついたこともあります。
人と会って会話をしなくなると、どんどんネガティブになる気がします。
と言うか、自分のなかに閉じこもってしまいます。それが、自分の考えでなく環境でそうならざるを得ないと言うのが、本当にシンドかったなと思います。
「おゆみこ」の舞台の構想は、まだあります。
だって、歌って踊る女の子たちの話でもあるわけですから、舞台には向いているのです。
ただ、わたしがやりたかった舞台は、「おゆみこ」の世界観のなかでやっている舞台(何らかの物語)をやりたかったのです。
そして、わたしが考えたのは、「おゆみこ温泉殺人事件~めがねっ子は見ていた」みたいなタイトルで、温泉にあるお風呂場で殺人事件が起きるのです。
そこに、登場する刑事。
亡くなった被害者は、都度変わります。今日は、ミィが死体役だとすると、ずっと寝ていなければなりません。でも、ミィは長いことじっとしていられないキャラです。少しでも動くと、刑事役のめがねっ子白雪が「ミィさん、動いてはいけませんよ」と釘を刺します。でも、やはり動くと刑事の部下役のまどかが、蹴りを入れるのです。当然、蹴られると痛いので「にゃにするにゃ」と声を出す、そうなると、謎解きの会話が止まり、舞台がハチャメチャになっていきます。
と、キャラクターたちのアドリブ合戦の舞台をやりたかったのです。
そして、なんとか舞台が終わると、舞台裏として、本音の言い合いになり、それも、きちんとお客さんが見ているストーリーの流れなのです。どこまでが本気で、どこまでが脚本なのか?の舞台を考えていました。
やりたいなあ。
PS
開発途中デザインをお見せします。

古里尚丈(ふるさとなおたけ)
1961年5月3日生まれ。青森県出身。
1982年日本アニメーションに制作進行として入社。1985年スタジオ・ジブリ『天空の城ラピュタ』制作進行。1987年サンライズ入社『ミスター味っ子』『勇者シリーズ』等、制作進行・設定制作・制作デスク・APを務め『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』からプロデューサー就任。『星方武俠アウトロースター』『GEAR戦士電童』『出撃!マシンロボレスキュー』『舞-HiME』『舞-乙HiME』他、オリジナルアニメーションを14作企画制作。
2011年2月企画会社、株式会社おっどあいくりえいてぃぶを設立。『ファイ・ブレイン~神のパズル』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で企画・プロデューサー。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』企画協力、『グレンダイザーU』アソシエイトプロデューサーとして参加。現在、漫画原作、新企画を準備中。




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