第88回:『ふるさとPアニメ道、2025年ラストCDドラマのダビングがありました!』
あと少しで大晦日です。
今年も、あっという間終わりを迎えそうです。
わたしにとって、2025年はどんな年だったのか?
YouTube動画が2年目に突入の年だったし、ブログ原稿も同様です。
いつまで続けることが出来るのか?です。
「舞-HiME&舞-乙HiME」20周年フィルムコンサート、「舞-乙HiME」20周年同窓会イベントがどうしても忘れられない思い出となりました。
そして、「舞-乙HiME」のCDドラマのアフレコとダビングも、約20年ぶりの作業だったので、これも不思議な感覚の仕事でした。
ドラマ自体は、「舞-乙HiME~Zwei」の最終回のあと1年後のストーリーでもあり、でも、回想としてテレビシリーズ時代の10~15話のあたりもあって、アリカ、ニナ、マシロの3人の様子を垣間見れる(聴ける)わけです。
今回は、若いシナリオライターさんを起用しました。
とても、センスが良く、「舞-乙HiME」のニュアンスをきちんと拾って書いてくれたのです。わたしは、より「舞-乙HiME」らしさと出すために、いくつかの提案をしました。
アリカらしさ、ニナらしさ、マシロらしさを重点的に見ました。そして、どうすれば、テレビシリーズ時代の3人になるのか?
どうすれば、「舞-乙HiME~Zwei」の最終回後の時間軸の3人の関係値になるのか?
会話のらしさをライターと一緒に色々考えて、改稿をしてもらいました。
最後に、シリーズ構成の吉野(弘幸)さんにセリフのチェックをしてもらっています。
アフレコは、さぐりのテスト1回目、改めてのテスト2回目。
そして、本番となりました。
マシロ役のゆかなさんが、第1回目でテレビシリーズ時代のやんちゃな感じの声と演技だったのですが、「舞-乙HiME~Zwei」の第4巻のあとの時間軸なので、少し落ち着いた感じが欲しいので、調整してもらいました。
そして、2回目は少し大人っぽくやってもらったら、大人になりすぎた感じで、第1回目と第2回目の中間にしてもらっての本番でした。
アリカ役の菊地(美香)さんは大きなさぐりはなくある意味、マシロに合わせて微調整をしていた感じでした。
でも、2回テストをやったので、だんだんアリカに戻っていくと言うのか?アリカになっていくようでした。
小清水(亜美)さん演じるニナも、「舞-乙HiME~Zwei」の第4巻のあとの時間軸として、落ち着きがある役でしたが、まずは一言二言ですぐにテレビシリーズ時代の時間軸になるので色々調整していました。
ただ、2005年当時に少しだけ大人っぽく演じる必要があるのがニナだったので、それが今回のCDドラマでは大人になった小清水亜美さんの声質と演技のはまりが良かったように思えました。
あと、アリカ同様で2回テストをすることで、さぐりがうまく行っているように見えましたね。
あとで、小清水さんが、20年経っているので同じく演るのは無理だから、聞いてもらって音響監督からオーダーが出たら対応して頑張ると話していたので、確かにリアリティのある考え方だなって思いました。
CDドラマは、約30分くらいの尺で、それを何度かに分けて録音しました。
そこで後半に行くほど、昔を思い出すのか、3人共にとても良い感じになって行ったと思いました。
音響監督の関さんこと、声優の宮村優子さんの演出が秀逸でした。
わたしたちの意見を聞いて、ブースに入っていって、具体的に指示を出すことで演技が変わり、OKになっていくのです。
アフレコは、小さい事件も起きませんでした。
サクッと無事に終わりました。事件を期待しているのか?と問われると困りますが、でも何かが起きるのか?と考えていましたが、何もありませんでした。
なんだかちょっと残念。何を期待していたんでしょうね、わたし。
そして、先日、ダビングが終わりました。
音響監督の関さんの音楽の付け方。
効果さんの素晴らしい効果音。
セリフの間も調整されて、とても充実したダビングでした。
特に、昔懐かしい効果音が付いていたので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
ダビングが終わった後に、あの効果音はどうしたのですか?と問いかけましたら、昔のデータを引っ張り出して付けたと教えてもらいました。
20年前のデータがきちんと残っていたようです。
印象的な音って、20年も経っているのに覚えているんですよね。
音楽もシーンに合っているBGMがセレクトされていて、ニヤリと出来るシーンもありました。
いくつかの修正を終えて本番になる頃には、20年前の「舞-乙HiME」にかなり近づいていると感じました。
「あれ?本当に20年経っている?」
と!!思うくらいに声も効果音も音楽も、良い感じです。
「舞-乙HiME」ファンの皆さま、是非ともCDドラマを聴いて欲しいです。
わたしは、CDドラマはたくさん作ってきたと思います。
「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」「SIN」だけでも、10枚あります。
それらのアフレコ、ダビングにも参加しています。
だからこそ、今回はオブザーバーの立場ではありますが、色々ジャッジ出来たので、今までCDドラマの仕事も経験していて良かったなって思いました。
音で表現するからこそやれること、やった方が面白いことがあります。
映像があるアニメと同じである必要はないのです。
音声であるが故のメリットを踏まえての作り方が大切です。
「舞-乙HiME」の20年ぶりのCDドラマ、音(声)だからこその色々な仕掛けをしていますので、是非とも確認してもらえると嬉しいです。
つい先日にダビングを終えたので、絵が動いてるアニメではありませんが、「舞-乙HiME」CDドラマのことを書いてしまいました。
わたしの2025年は、思い出すと辛いこともありましたし、楽しいこともたくさんありました。
でも、ちょっとだけ嬉しいことが多かった気がします。
この勢いで、2026年に突入したいと思います。
新年明けて2026年「ふるさとPアニメ道」はどんな「道」が待っているのか?
いのまたむつみさんのキャラクター原案の「おゆみこ」プロジェクトも動きますし、他にもプロジェクトがあるので、その告知スケジュールが決まったらすぐに皆さんにお知らせします。
是非とも見て欲しいです。
日々、どんどん寒くなってきました。
健康に気をつけて新年を迎えましょう!!
それでは、2025年「ふるさとPアニメ道」見てくださり、読んでくださり、ありがとうございました。
古里尚丈(ふるさとなおたけ)
1961年5月3日生まれ。青森県出身。
1982年日本アニメーションに制作進行として入社。1985年スタジオ・ジブリ『天空の城ラピュタ』制作進行。1987年サンライズ入社『ミスター味っ子』『勇者シリーズ』等、制作進行・設定制作・制作デスク・APを務め『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』からプロデューサー就任。『星方武俠アウトロースター』『GEAR戦士電童』『出撃!マシンロボレスキュー』『舞-HiME』『舞-乙HiME』他、オリジナルアニメーションを14作企画制作。
2011年2月企画会社、株式会社おっどあいくりえいてぃぶを設立。『ファイ・ブレイン~神のパズル』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で企画・プロデューサー。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』企画協力、『グレンダイザーU』アソシエイトプロデューサーとして参加。現在、漫画原作、新企画を準備中。





コメントを書く
このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。